宇宙に関して興味を持っている子供はとても多い。
事実、私もその一人だった。
子供の頃には宇宙に関する疑問を抱いては調べて、宇宙科学館にも何度も足を運んだ。
しかし、そんな宇宙への憧れ、興味が一瞬に冷めてしまった出来事があった。
それは、無重力という感覚をどうしても味わいたいと思い、それを実験してしまったからだ。
私は無重力体験するためには、高いところから飛び降りるのが良いと思ったのだ。
しかし、階段2、3段から飛び降りても無重力感は味わえない。
どうせならと2メートル以上高いところから飛び降りようと思ったのだ。
そのためには、着地時の衝撃を和らげなければならないため、トランポリンの上に飛び降りることにした。
お小遣いを貯めて、小型のトランポリンを購入し、2メートルほどの壁から飛び降りることにした。
恐怖心はあったが、無重力への好奇心が勝っていた。
飛び降りた瞬間、一瞬ふわっとした感覚があり、その後ぼよーんとトランポリンの感触が…と思っていたのだが、ふわっとした感覚はなかった。
景色が下がっていき、その直後に足に硬い感触と痛みを感じた。
私の足はトランポリンではなく、縁にあるバネとバネの間に挟まってしまった。
それからは植物に興味を持つようになった。
ちなみに甥っ子は宇宙好きなので、佐賀県立宇宙科学館によく行くらしい。