人間とは奇妙な生き物だ。
結婚するまでは結婚に憧れ、おしゃれやデートに金を使い、それでも相手が見つからないと結婚相談所につぎ込む。
そんな中で残ったわずかな給料を貯金し、長い年月をかけて100万円単位の結婚資金を作る。
それを結婚式と新婚旅行という一瞬のイベントで全部使ってしまう。
そこまでして一緒になった相手なのに、3年も経つと浮気を始める。
そして相手の浮気の証拠を押さえるために、苦しい家計をやりくりして貯めたお金を浮気調査に使ってしまうのだ。
他の生物から見れば、理解を超えた不合理な行動だ。
さて、浮気調査をやってくれるスペシャリストは探偵だ。
一番有名な大手は原一探偵事務所という会社。
相手に気づかれることなく長時間にわたって尾行し、決定的瞬間を隠し撮りしてくる技術に長けた探偵を多数擁している。
探偵の世界では日々激しい生き残り競争が展開されており、上記の会社は40年以上も成長を続けてきたガリバーである。
このように、人間の行動は矛盾しており、その矛盾から発生する問題を解決するためのサービスが提供され、そこで激しい競争が行われる。
人間の社会はこんな複雑な重層構造になっている。
よく「サルはオナ〇-を覚えると死ぬまでやめない」とか「パンツを履いたサル」などとサルを揶揄するが、人間の方がずっとおかしいのである。
今後も人間の奇妙な行動を記録していくことにする。